咽頭は、空気と食物の通り道が交差しているので常にリスクと隣り合わせです。
嚥下障害の原因は多岐に渡りますが、高齢者の場合は
- 加齢による嚥下機能の低下
- 服薬による嚥下機能への影響
なども考慮する必要があります。
安全にお食事を継続するためには、その方が本当に食べられる状態にあるのかを確認し
評価を行う必要があり、そこには専門的な知識と経験が必要になります。
コンサルタントナースプログラムをお受け頂いたケアスタッフは、こういったリスクへの
備えができるようになり、
- お口の状態の観察
- 食べているときのお口の動きや飲み込む時ののどの動き
- 飲み込みの音、姿勢
- 基礎疾患や既往歴
- 内服しているお薬
など、普段の日常生活のご様子などを含め総合的に評価し、医師による専門的な検査が
行えなくても、可能な限りその方の摂食嚥下機能の問題を導きだし、必要な摂食嚥下
ケア方法につなげることができるようになります。
患者様、入所者様の食におけるクオリティオブライフを最大化するために、貴施設の
ケアスタッフが根拠と自信をもって摂食嚥下ケアが進められるようにしていきます。