「むせながらでも食べたい」を 安全に食べられるよう支えたい
食べるという行為は、栄養摂取の手段であるだけでなく、人ぞれぞれの価値観が存在します。しかしさまざまな問題で飲み込みに障害をきたし、口から食べることが困難な患者様は大勢おられるのではないでしょうか。看護師は患者の一番身近にいる存在で患者の日常生活を24時間支える立場にあります。
摂食嚥下の専門的な知識を有する人材の不足しているさまざまな臨床の現場では、看護師が摂食嚥下ケアへ参加していくことが必要と考えます。摂食嚥下障害の知識や技術をもったスタッフを育てるとともに、日々のケアを診療報酬算定につなげる支援をさせて頂きたいと考えました。
食べることは口から始まります。嚥下障害のある患者様の口腔内の衛生状態が保て、食べる準備を整えられるよう、口腔ケア方法や患者様に適した日々の口腔ケア物品について具体的にご提案いたします。
ご希望や状況を伺いながら、摂食嚥下の基礎的知識をはじめ、スクリーニングや安全な食事援助方法等の技術が習得できる、6か月の「摂食嚥下コンサルタントナースプログラム」をご提供いたします。
摂食嚥下障害の患者様に摂食機能療法を実施するためには看護の力が必要です。嚥下訓練をどのように行っていき、算定につなげていくのか、ご希望や状況を伺いながら、システム算定に関するご提案をさせていただきます。
★独自プログラムの講義(座学)とミールラウンドと合わせた症例検討(実践)により、参加者の吸収が早い!★
★だからケアスタッフ自身が摂食嚥下機能の評価がわかるようになり、必要な援助につなげることができる!★
下の2つのプログラムをご提案致します。
毎週曜日を決め、月4回(トータル24回)、6ヶ月間コンサルタントナースが貴施設へ伺います。
☆時間について: 10:00~13:00 3時間程度
①10:00~11:00 摂食嚥下学習会
②11:00~13:00 コンサルトをいただいた患者様や入所者様について、コアメンバーの皆様と
症例検討とミールラウンドを行いながらケアを進めさせていただきます
(上記は、おおよその時間配分です)
毎週曜日を決め、月4回(トータル24回)、6ヶ月間コンサルタントナースが貴施設へ伺います。
☆時間について: 10:00~13:00 3時間程度
①10:00~11:00 摂食嚥下学習会
②11:00~13:00
コンサルトをいただいた患者様や入所者様について、コアメンバーの皆様と症例検討とミールラウンドを行いながらケアを進めさせていただきます(上記は、おおよその時間配分です)
毎週曜日を決め、月2回(トータル24回)、12ヶ月間コンサルタントナースが貴施設へ伺います。
☆時間について: 一日のスケジュールの流れは6ヶ月プログラムと同様です。
上記の他に、お試しプログラムもございます。
また、コース終了後、月2回フォローアップとして施設へ伺うことも可能です。
研修会のみのご要望も承ります。
摂食嚥下障害のある患者様や入所者様の「お口から食べたい」「安全に食べてもらいたい」をスタッフの皆様と共にサポートいたします。
施設では最期まで口から食べ続けられるということが重要です。
飯原さんのプログラム内容は、まさに施設向きです。
その理由として、施設では画像診断を行うことはできません。画像に頼らなくても、視診や触診、頸部聴診など五感を用いてご入所者様を観察することによって摂食嚥下機能の評価につなげることができるということは、施設だからこそ必要なことです。
また施設では看護師が中心となって医療を支えています。特別な機器を用いなくても聴診器と看護師や介護職員が身に着けている技術で嚥下評価ができるということは、まさに施設や訪問看護向きであると考えます。
ただの「感」ではなく、確実なスクリーニングからアセスメントを行い、問題点を導き出してケアにつなげることができる。とても大切なことだと思います。
当施設では、個人の尊厳を重視し利用者主体にてゆたか苑で最期を迎えられるということ、また介護保険の目指す「水分摂取、栄養、自然排便、運動の重要性」に着目した自立支援介護を重要視して取り組んでおります。
摂食嚥下ケアにおいては以前から重要目標にしておりましたが、今年度の優先的なテーマとして、今回の研修プログラムが施設の方針と合っていました。
食事ケアは、ただ食べさせればよいというわけではありません。疾患や病状を知ったうえで機能が低下した時にどう対応できるかが大切になってきます。
職員の食事介助に時間がかかるという現状もあるため、今回のプログラムにて安全な食事支援の方法について学び、職員のスキルアップが図れることを期待します。
6ヵ月の研修は、私にとって大変有意義なものでした。
はじめに研修を受ける前、自分の中で「頸部聴診ができるようになりたい」「食事形態の判断基準を学びたい」等いくつかありました。
実際に頸部聴診をしてみて、嚥下音がクリアでないと、嚥下に時間がかかる、一度では嚥下できていないなど、わかるようになりました。
食事形態の判断についても、「この方は歯があるが、咀嚼できていない」「認知症は進んでいるが、比較的嚥下機能は保たれているから、むせずに摂取できている」等、判断できるようになったことが今後に活かせると思います。
管理栄養士として、日々献立を立て、調理、提供する中で、いくら良い献立ができた。美味しく作れた。と思っても、しっかりと安全に食べていただくために、今後も努力していきたいと思います。
摂食嚥下研修会に参加し、食べるには機能のみならず、覚醒状態をはじめ口腔内の観察、食物認知の観察、内服薬の副作用による嚥下機能への影響、摂食道具の工夫、摂食姿勢調整の必要性など多くのことを学びました。特に姿勢調整においては、ただ良肢位をとることだけではなく、嚥下機能によってリクライニング位や完全側臥位をとるなど、今まででは考えもしないような体験ができました。また食事形態においても、機能に応じた食形態へ変更することの必要性を学ぶことが出来ました。
誤嚥のリスクにおいてもむせたからだけではなく、聴診器を用いて頸部聴診や呼吸音を確認することで、入所者様の状態を落ち着いて観察することができるようになりました。
この研修を通して得られた多くの学びを今後の介護に活かし「ゆたか苑に入ったら元気になった」と言われるようにしていきたいと思います。
今回の研修を受け、解剖生理、摂食嚥下のしくみ、口腔ケアや食事の際の観察点・ケアのポイントや注意点などをわかりやすく説明してもらいました。
特に摂食嚥下機能を評価するための頸部聴診やスクリーニングなどを実際に行って入所者様の嚥下機能を評価し、嚥下の5期のうちどのステージが問題となっているのかを自分たちで考え、ケアにつなげることができるようになったことはとても嬉しかったです。
また入所者様への援助を通じて、声掛けや口に運ぶタイミング、ポジショニングを工夫することで、より安全に経口摂取ができるということの理解が深まりました。
今回の学びを少しずつスタッフ間で共有し、多職種と連携しながら安全な食事介助を行っていきたいと思っています。
今回の研修を受けられたことにとても感謝しています。
食事介助に関しては、以前はしっかりと座位をとり摂取することが普通だと思っていたため車いす上で背もたれの角度などを調節しリクライニング位をとった方が嚥下しやすくなるということにはとても驚きました。特にリクライニング30度の角度では誤嚥につながるのではないかと心配でしたが、安全に経口摂取できるということが実際の入所者様を通して体験できると感動しました。
目で見る情報はもちろんですが、既往歴などにも注意する必要があるということ等、摂食嚥下障害を疑う観察ポイント等を色々と学べたので気付きの幅がとても広がったように思います。
今回の研修では、日々関わっている入所者様を通しての研修であったため、どこに注目して観察しなければいけなのか理解しやすく、さらに日々の変化にもいち早く気づくことができるようになりました。
今後は少しでも誤嚥のリスクを少なくし入所者様がお食事を続けられるよう、また食べる事を楽しみと感じていただけるようにこの研修の学びを活かしていきたいと思います。
いつでも皆様のご期待に添えるよう準備しております。
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